『浜松市某町公会堂第8回建設員会開催』
昨日浜松市内の某公会堂で第8回の建設委員会が行われました。
前回までで何とかプランが大筋に至り、果たして建設費が予算に合うかが今回の議題でした。
そのため、わずか5日間で今計画の概算金額を出して提示してきました。
建物の金額を短時間で正確に概算で算出するのは非常に大変なことだと言われています。
しかしそこはゼネコン時代の経験と細かい性格から昔からの物件データーを一覧表を作り残したあったため何とか割りだすことができました。
この希望の建築物ならば、建築面積当たり基礎コンクリートは何m3、土間コンクリート、デッキコンクリートは積算出し、などと工種ごと数量を出し、現在の市場価格の単価を入れ、建物全体の金額を出していきます。
鉄骨は構造設計事務所さんに鉄骨メンバーを仮定してもらい、そのメンバーでこの建物が何トンなるかは鉄骨会社さんへ依頼して計算してもらい金額を出すようにしました。
その他は電気工事などは、こちらでコンセント位置照明位置種類などをすべて決め概算してもらい、空調工事ではどこにどの程度の能力のエアコンを配置するか決め金額を出してもらいます。
すべてにこの段取りを行い、たった3枚の図面から正確な金額を出すよう見積を各業者さんへ依頼していきます。
そしてできた概算金額
結局腹ずもりの坪単価に納まり、町の予定価格内で収まったようです。
上手く計画案ができたことになります。
もっとも想定金額に対して、過去の経験から坪単価を出し、それに見合う仕様・面積に仕立ててきたのですから、大きな差が出るはずもないとは思ていましたが、 よかった。
他の設計事務所の方々には無い実力が発揮できたと思っています。
12月上旬には住民説明会が行われ承認取れればいよいよ実施設計に入れます。
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