『大統領の執事の涙』
今日は皆さんの評価の高い、高いこの映画
内容は?
重い重い内容。アメリカ200年の黒人差別問題が題材
監督:リー・ダニエル
私の知らない監督さんです。
出演はこれが意外と豪華でびっくり
主演:フォレスト・ウィテカー
誰もが顔は知っている俳優さん、 「ラストキング・オブ・スコットランド」 でウガンダの元大統領アミン役を演じて見事にアカデミー賞主演男優賞を取っています。
他にジョン・キューザック、テレンス・ハワードなど、驚きは私の青春時代の映画少年の頃のスターのジェーン・フォンダが出ていたこと。父が大スター、ヘンリー・フォンダ、そして弟は私の中学生の映画少年の心を奪った作品 「イージーライダー」 のピーター・フォンダです。実はこちらが大ファンでしたが。
その私が少年の頃、アメリアではまだまだ黒人差別が大きかった。
私が小学生の頃、アメリカのレストランでは白人用席と黒人用席が分かれていた。
そして中学生の頃黒人の選挙投票には各地で投票妨害はまだ大きかった。
アメリカの過ぎてきた黒人差別の歴史に題材を置いた、重い、悲しい、後悔の歴史の物語となっています。
今から思うと日本は当時からいい国でした。
私は大工の息子として生まれましたが、本当に貧乏生活でした。父親の建てた家には居間(もちろん食事し、寝るときは寝室にもなる部屋)にしか天井は無かった。
隣の部屋は天井は無く、梁も野地も垂木も現し、子供のころ寝るときに棟木に取り付けてあった梵天が人の形に見えて怖かったのを覚えています。
壁は石膏ボードのまま、仕上げはしてありませんでした。
子ども心にクラスで3番目に自分は貧乏だと決めていました。(なぜかまだ貧しい人がいた)
貧しさは、子供の心にも自分を卑下する悲しさを身に着けさせてしまいましたが、そこで助かったのはクラスの友達は貧乏を差別としてとらえていませんでした。
今でも貧乏して私たちを育てていた親たちの苦労を思うと目頭が熱くなります。
人を差別する習慣が日本の子供の世界にはありませんでした。(大人にはありましたが)
しかし、アメリカの黒人たちは辛い思いをし続けていたんですね。
その思いを考えると熱くなります。
映画を見ながらこんなことを思い出し、考えていました。
しかし、エンターテイメントとして見ると、記憶に残る作品かどうかは難しいかなとも思う評価も・・・
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