『大規模建築物の景観計画の届け出』
現在進めているS製作所(建築面積約3000㎡)の工場の申請が忙しい状況です。
建築設計と言うのはパソコンに向かってCAD図面を書いているのが基本ですが、
実はその全体から労務時間は10%くらいにもなりません。
多くは当初の計画打合せと計画図の作成に時間をかけます。
そして図面が完成されると、すぐに確認申請かと思われますが、その前にいろいろと
作成しなければならない申請書類が多くあります。
これに相当時間が掛るのです。
S製作所は海岸近くの工場が三幸町(山側)に移転するにあたって、弊社で受注した設計業務です。
すでにこの仕事始めて1年8ヶ月が過ぎています。
細部の設計はおかげで終了しましたが、建築確認申請に向かって各種の届け出書類が多くて
一苦労しています。
この申請書類作成にも図面作成くらいの時間が掛るのです。
しして今日何とか提出してきたのが
「大規模建築物における景観計画区域内における行為の届け出書」
建物は外壁にどんな色を使っても良いのではないんです。マンセル記号で厳しく制限されています。
まだ工事も始まっていないのに施主と外壁や屋根の色を決め、何平米と面積まで出して
申請しています。
そして
「省エネ法の届出書」
300㎡以上の建物は申請が必要ですが、2000㎡超えると一層めんどくさいことになって
きます。
ただし今回は工場なので楽はさせてもらいました。
大きな建物設計は本当にいろいろな手続きが続くんですね。
またご紹介します。
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