『地盤調査と改良工事』
横浜のマンションの杭打ち工事をめぐる問題が大きなニュースとなっていますが、住宅を新築する際に地盤調査が必要であることを知っているでしょうか?
しかも、その地盤改良工事が今回のように不適切ならば調査した意味が無くなってしまいます。
今日はその辺の工法のお話をします。
地盤調査について
地盤調査の方法は、大きくは
①機械式ボーリング
②平板載荷試験
③スウェーデン式サウンディング試験
の3つがあります。
鉄骨の住宅等やビル、工場の場合は①の機械式ボーリング試験を行います。比較的正確な調査ができますが、費用が高く、木造住宅では使われることはほとんどなく、③のスウェーデン式サウンディング試験を行うことがほとんどです。
しかし、地中に固い地盤や転石があるとそれ以上深くは調査できないことになります。事前に地形や周辺の条件を調べる必要があります。
調査の結果、地盤がしっかりしていて改良の必要が無いとなれが、地盤改良工事なして基礎工事を始めます。
改良工事について
工法はいくつかがあります
①表層改良工法
②柱状改良工法
③鋼管杭工法
④砕石パイル工法
⑤松杭工法
⑥PHCパイル工法
など
地盤の調査の結果や、地域の状況を見て、コスト的にも見合った工法を選んでいくのです。
たとえば液状化の可能性がある地盤か、腐食堆積物の多い地方とかなどでは単純に調査結果だけで工法は選びません。
いずれにしても設計担当者がの顔が見えることがお客さんにとって大事なことですね。
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